新撰組と過ごしました


沖田さんの言葉にほとんど皆さんが、賛成した。


藤「それいいなぁ!総司、いい考えじゃん!」


沖「でしょぉ〜?」


原「てゆーかそれ、もう決まってたんじゃないのか……?」


近「そうだったか?まぁ、とにかくいいじゃないか。」


「あたしなんかでよければ毎日ちゃんと作りますよ!一応ここに置いてもらってる身ですし、何もしないのは嫌ですから。」


あたしがそう言うと、藤堂さんが目をぱちくりさせて、質問してきた。


藤「そういやぁ、真奈美って歳幾つだ?結構大人っぽさがあるけど……?」


「あたしの年齢ですか?あたしは18ですよ?生まれて18年。」



………あり?


あたし、なんか変なことでも言った?


永「平助よりも大人に見えるのに、平助よりも年下…。」


原「平助……。」


藤「なっ、なんだよ!」


藤堂さんは2人に食いかかんとばかりに立ち上がった。


「と、藤堂さん!落ち着いて下さい!永倉さんと原田さんもちょっと言い過ぎかと思います。」


沖「もしかして、真奈美ちゃんは僕達よりも心が大人なのかもね。」


土「確かにな。」


と、土方さんと沖田さん、山南さんと近藤さんが笑った。


今日の夕食はとても賑やかだった。


今までにないくらい、楽しい夕食だった。



これなら、もう未来になんか戻らなくていいかもしれない…。


これから、新撰組がどんな運命をたどるのか、あたしは知っている。


なら、この幸せが続くように、少しだけ歴史を変えても、いいよね…?







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