新撰組と過ごしました

幕末の生活



朝。


あたしはなんとなく目が覚めた。


いつもの流れで携帯を開くけど、時計はくるっている。


そして、いつものベットじゃないことに、昨日のことは夢じゃないことを確信した。


「朝だぁ〜……。ご飯作らないと……。ふぁぁ〜っ…。」


あたしは欠伸と背伸びをすると、布団を畳んだ。


すると、障子ごしに土方さんの声が聞こえた。


「真奈美。起きてるか?」


「土方さんですか?はい、ちょうど今起きました。」


「そうか。…よかったら、朝稽古するんだが、朝食作りの前に見てみないか?」


朝稽古かぁ……。


懐かしいなぁ。


「是非!」


「そうか。じゃあ行くぞ。来い。」


「はい!」


剣道じゃなくて、侍の稽古を見られるなんてワクワクする。





< 21 / 114 >

この作品をシェア

pagetop