新撰組と過ごしました
幕末の生活
朝。
あたしはなんとなく目が覚めた。
いつもの流れで携帯を開くけど、時計はくるっている。
そして、いつものベットじゃないことに、昨日のことは夢じゃないことを確信した。
「朝だぁ〜……。ご飯作らないと……。ふぁぁ〜っ…。」
あたしは欠伸と背伸びをすると、布団を畳んだ。
すると、障子ごしに土方さんの声が聞こえた。
「真奈美。起きてるか?」
「土方さんですか?はい、ちょうど今起きました。」
「そうか。…よかったら、朝稽古するんだが、朝食作りの前に見てみないか?」
朝稽古かぁ……。
懐かしいなぁ。
「是非!」
「そうか。じゃあ行くぞ。来い。」
「はい!」
剣道じゃなくて、侍の稽古を見られるなんてワクワクする。