新撰組と過ごしました
沖田さんの言った通り、夜に長州の人は喋った。
土「京都にいる長州の奴らが話し合いを今夜するらしい。」
斎「だとすれば、池田屋か四国屋です。」
近「どちらが本命か……。」
う〜ん……と皆で唸る。
山南「賭けるしかありませんね。…長州の方達は池田屋をかなりの確率で使っていたようです。」
原「なら、あまり使っていない四国屋じゃねぇのか?」
土「う〜ん…。あんまり時間をとっちゃいられねぇんだがな。」
なら、と近藤さんが提案をする。
近「私と総司と平助、あと他の隊士を合わせて10人で行こう。四国屋には残りの幹部と隊士14人で行ってもらう。」
今は暑さにやられて体調を崩している隊士が多過ぎる。
動ける隊士があまりいない。
あたしはこのことについても少し見た。
でもそのことは隠してやんわり池田屋に多く行くように促そう。
「池田屋……だと、思います。」
土「どうしてそう思う?」
あたしはちょっと考えるふりをして言った。