新撰組と過ごしました
それから1時間もしないうちに皆は出発していった。
山南「それでは中へ戻りましょう。屯所への襲撃がない限り、私達は報告を待つのみですからね。」
「そうですね…。」
部屋に戻って少しすると、忍者の服を着た山崎さんが来た。
山南「山崎君じゃないですか。」
山崎「総長、本命は池田屋です。」
少しだけ息をきらしているみたいだった。
山南「そうですか。…四国屋へ向かった皆さんに、このことを伝えて下さい。……真奈美さんも一緒に行って下さい。」
「あたしもですか?!」
山崎「しかし…!」
すると山南さんは少し声を低くして言った。
山南「これは総長命令です。長州の者が伝令の途中で襲ってくるかもしれません。その時は真奈美さんに伝令を頼むのです。」
山崎「……承知しました。」
「わかりました。」
山南「頼みましたよ、2人共。」