新撰組と過ごしました

屯所に戻ると、屯所じゃないくらい、静かだった。


「静か………ですね。」


平「皆疲れたんだろう。」


原「真奈美ちゃんは部屋に戻りな。土方さん達には言っておくから。」


あたしは首を横に振った。


「あたしはたいしたことしていませんから。あたしは大丈夫です。」


平助君と原田さんは少し笑って、何も言わずあの部屋に歩みを進めた。


あたしも、その後ろについて行った。



< 77 / 114 >

この作品をシェア

pagetop