新撰組と過ごしました

「失礼しまぁ〜す……。」


中に入っていくと、西洋の服に身を包んだ皆の姿が見えた。


原「あぁ。真奈美じゃねぇか。」


「どもです。……それにしても…。」


あたしは部屋にいる全員に言った。


「皆さん、とってもお似合いですね!」


平「でも、着にくいんだよなぁ…。」


永「ま、最初はそんなもんだろ。」


確かに……なんか時間かかったような雰囲気。


「あ、土方さんはどちらに?」


あたしがそう聞くと、皆は何も答えずに笑っていた。


すると、後ろから声がした。


土「俺ならここだが?」


バッと後ろを振り返ると、西洋の服を着た土方さんがいた。


髪も短い。


土「どうだ?皆似合っているだろう?」


あたしは土方さんを見たまま頷いた。


沖「真奈美ちゃんの分もあるんだよね?土方さん。」


土「あぁ。」


「ほんとですかっ?!」


そう言うと土方さんは1着の服を持ってきた。


土「皆で待ってるから、部屋で着替えてこい。」


あたしは服を受け取った。


「はい!ありがとうございます!すぐ着替えてきますね。」


そう言ってあたしは部屋をでた。




< 80 / 114 >

この作品をシェア

pagetop