新撰組と過ごしました
既に裏手に待機していた斎藤さん達の所に行って、外の様子を伺う。
新政府軍はもういないみたいだ。
土「斎藤、先頭に行ってくれ。俺と真奈美で後ろにつく。」
斎「了解しました。」
そうしてあたし達は逃げ延びた。
森ね中を走っているとどこからともなく、声がした。
「新撰組がいたぞぉー!!」
あたしはびっくりして後ろを振り返る。
土方さんは「チッ…。」と舌打ちをして斎藤さんに声をかけた。
土「斎藤!お前達は先に行け。ここは俺がとめる。」
斎「しかし、副長!」
土「俺はもう局長だ。これは局長命令だ、斎藤。」
斎「はい。」
土「いいな。全員無事で必ず合流しよう!…真奈美はどうする?」
あたしは土方さんを真っ直ぐ見て言った。
「土方さんと一緒に残ります!」
すると土方さんはフッと笑った。
土「よし…!斎藤、いいか、全員無事で必ず逃げ延びろ。」
斎「はい。」
そう言って、斎藤さんは皆を連れて走りだした。