新撰組と過ごしました

次の日


「あぁ〜あ……。結局あたしが寝ちゃった…。ごめんなさい…土方さん。」


あたしは土方さんの後ろをとぼとぼついていく。


「何言ってんだ。俺が寝ろって言っただろうが。」


「で、でも…。」


「あんまり引きずるな。…ちょっと休んでくか?」


土方さんはあたしを振り返る。


「いっ、いえ!ただでさえ歩幅を合わせてもらっていて、急がないといけないのに……休むなんてできません!」


「そうか。じゃあ、ちょっと急ぐか。」


「はい。」




そう言って無事斎藤さん達に合流できたのは夜だった。


斎「局長!ご無事でしたか!真奈美も。」


土「あぁ。待たせたな。」


「斎藤さん達も無事で何よりです。」


そう言うと斎藤さんは笑った。





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