4度目の正直【短編】
───そして…


“栄がいるから”


…アホか。



冗談なんだろうけど、やっぱりかなりウザい。



だから皆から、余計に勘違いされるんだっての。



────祐喜先輩にも…。




祐喜先輩は、中学が同じで1つ上の、憧れの先輩だった。



テニスがとても上手くて、部活では1番手。


陽気な性格はヤツも同じだが、まるで各が…生きてる世界が違う。



そんな先輩と結構仲がよかったのは、私が近くにいたい為に頑張ったから。



沢山話をした。


テニスのこと、先輩の進路のこと…



恋愛のこと。
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