4度目の正直【短編】
『もしもし?俺だけど…電話した。』



分かってます先輩!



「はい…あの、今日は本当お疲れ様でした。やっぱ強いですよ!あのペアに、それも風邪気味なのにファイナルまでいけるなんて!」


『いやいや…てか褒められっぱなしで調子乗っちゃうんだけど。』


「アハハっ。どんどん乗っちゃってください!」



それから10分くらい話した。



楽しかった


嬉しかった



「────先輩…」




幸せだった。


『んー?』



やっぱり私はこの人のこと



「…私先輩のこと────」



大好きだ───…。
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