4度目の正直【短編】
「え…(ドン引き口調)てか、ただのあだ名なんですけど…。名前変えられるわけないじゃん。」



「え?あぁ、そーゆーこと。」



やっぱバカだ…。



「じゃあね。」


私は早くヤツから離れたくて、別れを告げてから足を速めた。



「あっ栄!」




パシッ



「…は…」



後ろから急に手を取られた。



「…離してよっ!」


私は手を振り払い、走ってその場から逃げた。



ドキドキ…


「…ビックリした…。」
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