4度目の正直【短編】
…あ、別に変な意味でのドキドキじゃないから!決して!!



私は人に驚かされるのとか、絶叫系の乗り物は全くダメ。


これも意外ってよく言われるんだけど。



「…朝から心臓に悪い…。」



そして教室に着いた。


席に座ると、丁度ヤツが入ってきた。



そして隣に座る。


…何でいつもヤツと隣の席なんだろう…。


昔から、席換えする度に1回おきに、前後左右のどこかにヤツがいる。



最低最悪な運命…。



「おはよ栄♪」


白々しい…



「さっき会ったばっかでしょ。何、挨拶を話の切り出しに使ってんの。」



「バレバレかぁー。ちぇー。」
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