4度目の正直【短編】
「はっ。何年のつき合いだと思って───…」


「え?」



…しまった!ヤツの思うつぼだ!!



「何なにー?そんな風に思ってくれてたんだぁ?ヤベ───超嬉しいっ!」


「違っ…」



「えー?やっとぇぃ、栄の頑張りを認めたんだ?」


「よかったね栄君!」


「皆…っありがと────!!泣」



クラスの人間は、皆ヤツの味方。


大半が哀れみの気持ちからだと思う。



…私の態度を見たら、皆そうなんだと思う。



「…栄、ありがとう!」


「違うってー…もー面倒くさいっての。」
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