4度目の正直【短編】
その後もガラッと人が変わったように、でも自然に距離を置かれるようになった。



ここ最近は全く話さないどころか目すら合わない。



────あっちが合わせない、と言うべき…かな?




その異変には、周囲の人間も気付いていた。


毎日…



「最近栄君来ないねー?喧嘩でもしたの?」



毎日毎日…



「いつの間に別れたのー?」


「付き合ってない!」



…マジで皆ウザい!!



「…ぇい、最近(更に)目付きヤバいよ?」


「…まぁね。皆が煩くてストレスが…。何か私とヤツの関係を勘違いしてるみたい…。」



「ん~…そっかぁ…。やっぱいつもぇぃの近くには相田君がいたからね。今の状況が不思議なんだよ。」
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