4度目の正直【短編】
私達は中学の時より、確実に距離が縮まったと思う。



『今日、学校終わってから暇?前祝いで何か奢ってやる↑』




…!



『超が付くほど暇です♪じゃ遠慮なく…(´∀`)』




これは…



デート…??!笑




学校終了と共にダッシュし、家で着替えてから公園へと向かった。



先輩はもう居た。



「す…すいませ…遅れ…っゲホッ」



私は耐えきれず、走ってきた分のエラさでむせた。



「大丈夫か?」



「はい…。」




それからゲーセン、マック、雑貨屋にも行った。



まるでデート…



夢のようだった。




気が付けばもう暗く、街灯も灯る景色。



「今日はありがとうございました!本当楽しかった…。」


「マックとか安いのばっかでごめんな;;」



「そんなっ!むしろ学生にこんな奢ってもらっちゃって…。」



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