4度目の正直【短編】
内容を見る前にでも消してやりたい…。



と思いつつも、開く。



『明日式の後、体育館裏』



…は?


何これ



私は主語のない、単語を並べただけのその一文を見つめ固まった



「…てか…何様?」



久々のメールは短くて


意味判んなくて



…イライラした。



私は返信もせず、枕に顔を埋め唸っていた



「姉ちゃんっお母さんが風呂まだかって────…完全に野生化してる…っ!!」




…頭の中には先輩への返事の仕方でなくて


ヤツの吹っ飛ばし方しかなかった


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