ホストと私と365日
そして、ゆきとユウヤといったら
もんのすごく、楽しそう。

というか、とくにゆきが。

「ねえねえ、この紙袋、なにぃ?」


わたしの持っていた紙袋をさして慎はいう。

こういう何気ない会話でも、自分のとなりにホストがいて
めちゃめちゃ近距離でいるってことが新鮮だし
スーツマジックなのかドキドキしてしかたがなかった。

「あっ、もう時間だ。」

慎は伝票をみるとチェックをだした。

わたしとゆき二人でいったものの、
1時間の間お互いのホストとばかりしゃべって時間が過ぎた。

あっという間だなぁ。

おごりとはいうものの、初めて指名でホストにいってまったなぁ。

エスコートされながらエレベーターへむかう。

コートを着ながらゆきが
「ちょっとトイレよってくる」
そういいのこしてスタスタとトイレへ。

つづいてユウヤが荷物をもってトイレ前までついていった。

「じゃあ、俺らはエレベーターでまってよっか」

わたしの手をつかんで慎がエスコートした

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