ユメサクラ

2.新生活(5P)

長すぎた春休みのせいで

時間割の生活がしんどくなってる。




「美羽ねむそ~」

「…うん。でも部活いかなきゃ」



中学から仲良しのサヤとは、高校でもクラスが一緒になった。

サヤも私も

「高校ではぜったいテニス部!!」

って決めていた。





この星葉高校を受験したのも、テニス部の活動が盛んで、
毎年都大会で目立った成績だったことが志望動機になった。


「美羽、吹奏楽じゃなくていいの?」

「いいの!運動部がいいんだ♪」



長かった受験勉強から解放された分


思いっきり
「青春♪」
を満喫したい!






「ねぇ、美羽は
カッコイイ先輩見つけた?」


「サヤ最近そればっか(笑)」


「2年の谷津せんぱいがイイの!
背高いしテニス上手いし~超カッコイイの!」


「じゃ、今日コート入ったら教えてっ」


学校の6面あるテニスコートは
女子部と男子部で
半分ずつ分けて使用している。

隣どうしで練習するので、男女の交流も盛んだ。
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