僕は犬だから。





僕の大好きな子。

それは、飼い主の女の子。
名前はミカちゃん。



「ケンタ、散歩に行こっか」



僕は嬉しくて、しっぽを振る。


…別に散歩が嬉しいわけじゃない。

大好きな君と散歩に行くのが、
嬉しんだ。


いつまでも君が
僕のこと好きでいてほしいなぁ。

って、いつも思う。





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