僕は犬だから。





…でもそれは、
叶わないことで。



「あ、ユウトくん!」



ユウトくん…?

ちょっと上を見てみたら、
男の子が一人いた。


君はいつもより
嬉しそうに笑って、

男の子の元へ走って行った。


赤くなってる君の顔が、
すごく不思議だった。





< 4 / 11 >

この作品をシェア

pagetop