僕等の秘密
放課後、そうたは、来てくれた。

「美濃部、どうした?」

名前、知ってたのか…

「えーっと、好きだから、付き合え」

……言ったぞ?


「えっ?でも、僕、男だよ?」


確かにそうたは、男。

そのくらい、知っとるわい!

でも、可愛いんだ。

「だから?」

「へ?」

「俺等は、人間だ。

人間だし、誰を好きになっても、よくね?」

「でもさっ」

はぁ。

お前が、そこまで言うなら…

「んっ!?」

俺は、そうたに、キスをした。

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