さまようカラダ〜未熟で未完成な恋…美春
安田君の車の中で


夢中で唇を重ねあった



『んっ…』

『はっ…んっ』


強く身体を抱きしめあって


安田君も忘れられないひと…いる?


囁くように呟いて



聞こえてない?
安田君は黙ってた



『あ…っ』



舌を絡ませあい


私をきつく抱き締める安田君の腕の力が強くて苦しくなる



『ばか…美春だよ。俺が忘れられないのはお前だ』


胸が苦しくなった



私が良介を想うように



あなたは私を見ていたの?



苦しいよ…
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