さいころじかる
①出会い
太陽がすっかり沈んだ頃私は家に着いた。自転車を玄関前に停めて、かごに入れていた鞄を手に取った。
「にゃあ」
「え?」
ふと足元を見るとさっきのネコがいた。私の足元をゆっくりと歩き回り、頬を脚にすり付けてくる。
一瞬「いやだ、かわいいっ」と思ったがすぐ冷静になり、この猫をどうするか悩んだ。
「キミ…ついてきたのかい?全く困ったなぁ」
少し考えた後、家に入れることにした。もちろん家族には内緒だが、今日は両親は共働きで妹は塾なのでしばらくは大丈夫だ。
「牛乳かな?それともご飯食べられる?」
当然返事は弱々しく「にゃあ」だが私はそれを肯定と受け取り牛乳を電子レンジに入れた。そして牛乳が温まるのを待つ間にお風呂や私の夕御飯の準備をした(ちなみにまとめ作りを冷凍したもの)
「ピー」という電子音がしたのでレンジから牛乳を出して猫にあげる……が、猫がいない。
「ありゃ?」
「にゃあ」
「え?」
ふと足元を見るとさっきのネコがいた。私の足元をゆっくりと歩き回り、頬を脚にすり付けてくる。
一瞬「いやだ、かわいいっ」と思ったがすぐ冷静になり、この猫をどうするか悩んだ。
「キミ…ついてきたのかい?全く困ったなぁ」
少し考えた後、家に入れることにした。もちろん家族には内緒だが、今日は両親は共働きで妹は塾なのでしばらくは大丈夫だ。
「牛乳かな?それともご飯食べられる?」
当然返事は弱々しく「にゃあ」だが私はそれを肯定と受け取り牛乳を電子レンジに入れた。そして牛乳が温まるのを待つ間にお風呂や私の夕御飯の準備をした(ちなみにまとめ作りを冷凍したもの)
「ピー」という電子音がしたのでレンジから牛乳を出して猫にあげる……が、猫がいない。
「ありゃ?」