罪血
―灑梛side――――――
数回コールし続けたら、瑞希が電話にでた。
《もしもし?》
『もしもし、瑞希?』
《うん》
『資料、届いた?』
《ついさっき…》
『ウェンディーズについて、何か分かったコトは?』
《んー、まぁ、学園のプリンスってことはもう、知ってるよな?》
『もちろん』
《なんかさ、謎めいた存在らしくて…》
『は?』
《いや、だから》
珍しく瑞希が口ごもる。
《だから…puzzle princeなんだよ。俺もよくわかんねぇけどさ、とにかく謎が多いらしくて…
住所や、何処の子息かも、わかんねぇって。あ、でも、バレー部らしいぜ。》
『はぁ?なんだよそれ』
《うん…。あ、資料は?》
『あぁ。当たり、だってさ。アメリカの有名なスパイ…"Murder Fun"の幹部らしい…』
灑梛は目を細めた。
数回コールし続けたら、瑞希が電話にでた。
《もしもし?》
『もしもし、瑞希?』
《うん》
『資料、届いた?』
《ついさっき…》
『ウェンディーズについて、何か分かったコトは?』
《んー、まぁ、学園のプリンスってことはもう、知ってるよな?》
『もちろん』
《なんかさ、謎めいた存在らしくて…》
『は?』
《いや、だから》
珍しく瑞希が口ごもる。
《だから…puzzle princeなんだよ。俺もよくわかんねぇけどさ、とにかく謎が多いらしくて…
住所や、何処の子息かも、わかんねぇって。あ、でも、バレー部らしいぜ。》
『はぁ?なんだよそれ』
《うん…。あ、資料は?》
『あぁ。当たり、だってさ。アメリカの有名なスパイ…"Murder Fun"の幹部らしい…』
灑梛は目を細めた。