罪血
―灑梛side――――――

♪~♪~♪

音楽室に、楽器の音色が満ちる。カチカチカチと鳴り続けるメトロノームを見ながら、基本練習をする。


ふと、楽器の音色に混じって


――――――――パァン


と、どこか懐かしい音が聴こえた。
……次の瞬間。












―――――――――――パァリイィィィィィンッ!!!!!!












私の隣の窓ガラスが、粉々に砕け散った。

「キャアァァァァァッ!!!?」

音楽室に悲鳴が巻き起こり、一瞬にして音楽室が惨状と化した。

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