Six Room




「麻衣ちゃんは本当に
強いわね






麻衣ちゃんがいたら安心だわ

頼もしい」






そう言ったよしおばちゃんの顔からは
もう不安は消えている







私は頷く







大丈夫私に任せて!の意味を込めて









「だけど



住むところはどうするの?」








よしばあちゃんがまた少し
考えこんだ顔をする







「そうねぇ

そこが問題なのよね」










よしおばちゃんは
私をじっと見て私の答えを待つ






「よし
今から不動産屋に行きましょ」




よしおばちゃんは
大きく頷く











私はよしおばちゃんの手を引いて
不動産屋に向かう





< 40 / 73 >

この作品をシェア

pagetop