Six Room

room 3





room 3









美亜と律っちゃんが(タクシーの中で付けたあだ名)
引越し先のシェアハウスに着いたのは









ちょうどご飯ときぐらいの
夕方だった












門を通り

律っちゃんと美亜は
"せ~の"で同時にインターフォンを押す












「はーい」







と女の人の声が
インターフォン越しに聞こえる











私は少しホッとする













良かった










女の人もいるんだ











と思ったのと同時に

「良かったね




女の人もいて」






と律っちゃんが笑う












タクシーの中で話してても
すごくよく分かったけど





律っちゃんと美亜は
すごく気が合うみたい


















「中々ドア開かないね?」












律っちゃんと美亜は
顔を見合わせて首を傾げる










数分後やっと扉が開いて
女の人が顔を出す
















「「こんばんわ!」」

「城崎美亜です!」

「中沢律です!」




「「今日からよろしくお願いします!!」」








律っちゃんとタクシーの中で
一生懸命考えていた挨拶をして






ぺこりと頭を下げる











ほんとはもっと色々あったけど
盛り込みすぎて
意味わかんなくなったから











結局こんなかんじに
シンプルに落ち着いた










顔を上げると女の人は
すごく嬉しせそうな楽しそうな顔をしていて


















良かったと









ホッとする










律っちゃんの方を見ると
律っちゃんもすごく楽しそうで











美亜も自然に楽しくなって笑う




























< 55 / 73 >

この作品をシェア

pagetop