Six Room






ちょうど片付けの終わり始めた頃
とんとんっとドアを叩く音がして








美亜ははーいと返事をする













「ご飯出来たけど食べる?」


と河村さんの声が聞こえて











…そういえお腹減った




とふと気づく










「食べます!」






美亜は迷わず
返事をする







夜ご飯♪










美亜はるんるん気分で

ダイニングルームへ出ると











るんるん気分で出て来た
律っちゃんとバッタリ会う











「あ、律っちゃん」








「あ、みゃあ」






律っちゃんとみゃあで
いい匂いのするダイニングルームへ向かうと











河村さんはせっせと準備をしている












いい匂いのありかは
お鍋みたいだった









「あ、2人とも座って待っててね



もうすぐ準備終わるから」










「「はーい」」










美亜と律っちゃんは同時に返事をして
席に座る














律っちゃんがお鍋の中を覗く












「すきやきすき!」







「…すき焼き?」










「美亜食べた事ない?」








「あるけど






お家では無い」







「ふーん

そうなんだ



お鍋美味しいのに」








「ご飯1人で食べる事の方が
多いから」







「…」







律っちゃんがちょっと黙り込む









なんか暗いふいんきに
させちゃったかも…




それに何だか自分が可哀想な子みたいで





美亜は慌て付け足す



「お母さんとお父さん
忙しいから!」










それに



辛かったねとか





何も知らないくせに同情されるのは嫌い












だけど







律っちゃんが



「これからはみんなで
一緒に食べよね!」



ってとびっきりの笑顔で笑うから







どうしよう















すごく泣きそう




















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