Six Room







「みゃあ?





大丈夫?





早く食べよ!」












律っちゃんがみゃあの顔を
覗き込む








「うん!」








河村さんも席について
三人で手を合わせる






「「「頂きます!」」」











「あれ?」










美亜は何故か一つはしの
多い事に気付いて首を傾げる







「河村さん



このはし誰の?」







「ああ!








言ってなかったはね!



実はあなた達以外にももう1人
住んでいる人がいるのよ」








「「え!!」」







律っちゃんと美亜の声が
重なる






「まじか





全然気づかなかった…」






「みゃあも…」







2人そろってもう1人住んでいる
人がいる事に気付かなかった事に





驚きとガッカリが隠せない






「なんかね




さっき誘ったんだけど







断られちゃったのよ


仕事があるからって」















「ねぇ


もう1人の人って
どんな人なの?」









「そうねぇ


山谷さーっていうんだけど

感じのいい爽やかな男前よ





それとここにベンツ乗って来たのよ!」







「へぇ




仲良くなれるかなぁ」
























「ええ





きっとなれるわ」








河村さんは優しい笑顔で笑って
青いドアを見る










山谷さんか…



仲良くなれるといいな




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