Six Room
「ごめんね
みゃあちょっと人見知りみたいで」
と俺が言うと夏奈は
ううんと首を振る
「可愛いね
美亜ちゃん」
「うん
ちょっと変わってるけど」
「そうなんだ?」
と夏奈は笑う
その後もいつもみたいに
夏奈とくだらない話しで
盛り上がっていたら
突然インターホンが鳴って
俺と夏奈は一瞬静かになる
「誰だろ?
みゃあはまだ帰ってこない
と思うし…
ちょっと見てくる」
と俺は立ち上がって
玄関へと向かう
後ろから夏奈とみゃーとしゅしゅ
がとことこついてくる
「はーい」
と玄関を開けるとそこには
キレイな女の人が立っていた
年齢は30代ぐらい
…もしかして
新しい入居者?
俺が聞く前にキレイな女性は
「今日からこちらで
お世話になる事になりました
逢坂舞衣といいます」
とにこりと笑うと
キレイに一礼する
ふわっと香水の香りが
広がる
…いい匂い
ついてきたしゅしゅが後ろで
しっぽを振っている
さすが可愛い子センサー