私のすべて
夏休みももうすぐ終わろうとしてるとき
裕貴の友だちが4人くらい泊まりに来た

その中に山崎くんもいて最初は別の部屋で
5人で遊んでたんだみたいだけど
途中からなんでか山崎くんだけ
あたしのいるリビングに来た




『よっ』

『よっ!遊ばなくていいの?』

『いいのいいの!
奈々にメールしようって思ったけど
めんどくさいから来た!!(笑)』

『なにそれ!』


♪〜新着メール受信中

「ね〜奈々の部屋行きたーい」

「は!?ダメだよっ!!散らかってるし」

「いいじゃんてか奈々と寝たい」

「何言ってんの彼女いるじゃん!!」

「いいの〜てか部屋行く」

『ちょっと!ダメだって!!』


あたしが止めても
山崎くんはさっさ立ち上がって
階段を上っていっちゃった
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