桜爽の風。







「えっ?!!うそ?!」



「入学式案内に書いてあったよ」



あたしはまた恥ずかしくなって俯いてしまった。



「じゃぁさ、一緒に体育館行こう。場所わかんないでしょ?」



「あっうん。よろしく。ってあなたも1年生?」



「そうだよ。よろしく。俺は…―」



彼が名前を言おうとしたときに、フワッと風が吹いた。








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