桜爽の風。







『あれ?桜木くんなんでここに?帰ったんじゃないの?』



『オレも別件で学校に残ってて、教室帰ってきてみたら七海の鞄おいてあったし、ついでに待ってよーかなって思ったから』



『あ…そうなんだ。じゃぁ帰ろっか』



結局桜木くんと一緒に帰ってきた。



あのあと2人で自転車に乗りながら学校の桜並木を抜けて、大きな時計のある公園で別れた。



『また明日ね!あとこっちまできてくれてありがとう!』



『どーいたしまして。バイバイ』



由紀さん家から学校は近いけど桜木くんは

『また迷うよ』

っていってこっちまで来てくれた。






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