桜爽の風。
キーンコーンカーンコーンと授業を終わらせるチャイムが鳴った。
「次は係とか決めるからな」
先生はそういうと教室を出ていった。
「あたし保健室いってくるね」
「どうかしたん?」
「チャリで転んだとき足首捻挫してさ、診てもらおうと思って」
とちぃに捻挫した足首を見せた。
「なんやそれ!色おかしなってんで。あたしもついたったる!」
「いいよ。大丈夫大丈夫」
「あかんて。歩かれへんのやろ?肩貸すから」
ちぃがどーしてもと言うから一緒に保健室についてきてもらった。