君の隣空いてますか?





「結果なんて関係ない。
その一歩をたったその一歩を
踏み出したことで成長する。
今日が終わりじゃない。
今が終わりじゃない。
ここからが始まり。
今芽依は新たなスタート地点に立ってるの。
ねぇ。
踏み出そう?
一人じゃない。
あたしが芽依を後ろから支えてるから。
だから大丈夫。
ほらっ、行ってきなさい」





刹那ちゃん。
ごめん。


こんな私のことのために
ここまで一生懸命になってくれてありがとう。





「…私、頑張るよ。

前だけを見て進む。」





新しいスタート地点。

刹那ちゃんはもう一歩を踏み出した。





私が一歩を踏み出した時…
その隣には刹那ちゃん、いてくれるよね?





後ろから支えてるんじゃなくて
刹那ちゃんは私を引っ張って行くんだよ?







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