君の隣空いてますか?





「で、ちゃんと話せたわけ?」





あの夢のような登校時間は
あっという間に過ぎ
今は刹那ちゃんとお弁当を食べている。



「ん〜…分かんない…。

テンパり過ぎていつバス降りたのかも覚えてないし…
いつの間にか教室でバイバイ…みたいな?」


「みたいな?
…じゃないわよ!!バカ芽依!!!

せっかくあたしがチャンスを作ってあげて
登校が一緒に出来るとこまでやっと行ったのに
覚えてないとかバカ過ぎるにも程があるね!ホント!!」



……だって…
…仕方ないじゃん?





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