ホスト教師
メークアーティストになりたいにしては、先ずはその容姿を何とかしろよ。





美羽は松崎の自己紹介を鼻で笑っていたが、俺は他の奴らよりましだと感じた。




松崎の夢応援してやろうじゃないか。





少しだけ希望が見えた気がした。





松崎おまえを俺が変えてやるよ。





無事に自己紹介を終え、美羽と職員室に戻った。





「疲れましたよね。2年A組のみんなは自分の事しか考えていませんから。綺羅先生も適当にやってればいいですよ。」





適当ってなんなんだよ。





教師が適当で何が出来るんだよ。





「私は毎日疲れまくりです。2年A組にはもう期待はしない事にしました。真剣に熱くなっても裏切れるだけですからね。」





裏切れたっていいじゃないか!





最初から諦めてどうするんだよ。





って、俺こんなに熱い男だった?










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