ホスト教師
｢松崎いいか、普通は授業中に雑誌なんて読まない。まぁ参考書広げてる奴もいるけど、俺は国語は苦手なんだよ。｣





菜々子が驚いてる。





｢俺の得意教科は英語なんだ、だが国語を教えろと言われ、俺は一から勉強し直し、毎日必死なんだよ。それなのに雑誌なんか見られたら、俺落ち込むんだよ。｣





情けないけどホントの話。




学生時代より勉強してるし、前の日は必死に予習してる。





教えるからには手を抜きたくない。





｢先生ごめんなさい。私自分が出来るから、授業はどうでもいい訳じゃなくて、ただ自分の居場所がなくて、メークアーティストになりたいなんて言ったのも、本当の気持ちではないんです。｣





どう言う事なんだ。





菜々子は泣きたいのを必死に我慢してるようだ。





又俯く菜々子。





菜々子が抱えているものはなんなんだ。









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