ホスト教師

HRの時間に、来週行われる球技大会の出場メンバーを決めなくてはいけない。





あんの上みんなからは、大ブーイング。





｢綺羅先生、A組みは誰も参加しませんからね。｣





｢凪沙、なんでみんなの意見聞かないうちに決めんだよ。｣





｢だって誰も球技大会なんかに、出る訳ないじゃん。｣





｢なぁみんな、たまには勉強以外の事してみろよ、純平はバスケ上手いんだろ。｣




誰も何も言わない。





その時菜々子が、｢純平はバスケ超得意だよね、中学の時凄く頑張ってたもの。｣





｢そうだよ純平、菜々子があぁ言ってるんだぞ。やってみろよ。｣





菜々子が純平の肩を叩いた。





純平が菜々子の耳元で何か囁いた。





菜々子がいきなり立ち上がり、｢純平私は無理だよ、バスケした事ないもの。｣




純平は菜々子に何を言ったんだ。





菜々子の顔は真っ赤。