LAND~約束の丘~
俺はやっぱり、そらが好きだ。
俺はそのその想いを抑えられなくなってきた。
もう3回目。
頭ではわかってはいるけど、どうしようもないんだ。
すると、そらが突然口を開いた。
「轍平・・・?」
「なに?」
「今まで本当にありがとう。
ずっと優しくしてくれて・・・。
轍平には本当に感謝してる。
だから・・・
最後に私に何かできることあったら言って?
慶の願いを叶えてあげたいの。」
こんなそらが、俺は大好きだ。
「ありがと。
願いか・・・
じゃあ、決めた!
俺は今でもそらが好きだ。
この前は離れ離れになるからってふられちゃったけど・・・
そらがアメリカから帰ってきたとき、もしも俺らが想いあっていたら、
その時は付き合ってほしい。」
「・・・うん。
私も本当はずっと轍平のこと・・・。」
「俺、ずっとそらのこと想ってるから。
ずっと待ってるから。」
「うん・・・。
轍平、本当にありがとう・・・。」
そらの目から、涙が一筋こぼれた。
俺は気持ちを伝えた。
胸の中に、悔いはもうない。
何があってもそらを想い続ける。
心に強く誓った。
そらはもう完全に、初恋のあの子以来の、
俺の人生2人目の本当に好きな人になっていた。