LAND~約束の丘~
今日は4月7日、俺の誕生日だ。
明日から俺も高校2年になる。
ただ、そらがいなくなった12月24日から、
俺の時間は止まってしまったようだ。
そらがいなくなった今、何を希望に生きればいいのか、
その答えが俺には分からなかった。
祥太郎は俺のためにいろいろとやってくれている。
俺の誕生日パーティーも必死に盛り上げようとしてくれてる。
俺はそらを亡くし、こいつは美沙を亡くした。
だから少しでも力になりたいと言ってくれる。
俺はそんな祥太が大好きだ。
だけど、本当に申し訳ないけれど、
ぽっかりと空いてしまった大きな大きな心の穴を埋めるにはいたらなかった。
そんな時、俺に一通の手紙が届いた。
差出人の名はなく、俺に宛てた誰かからの手紙ということしか分からなかった。
その手紙を開けてみると見覚えのある字が並んでいた・・・。