実話〜Jituwa〜
おさげにセーラー服の女

中学時代、私は陸上部に所属していました。


校庭の一角を陣取り、体育館の裏で日陰で涼しい  死角になっていて絶好のさぼり場―――かと思いきや、その場所を使用し、さぼり場として使うのは陸上部員のみでした。


学校の不良でさえ使わない絶好のさぼり場―――もとい、陸上部員のいこいの場所―――そこには、いつもおさげの女の子が座っていました。



一年生で入部したての私には、陸上部のマネージャーだとばかり思っていました。


全身を見るまでは
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