実話〜Jituwa〜
出産!!
私の出産は、少々不思議な出来ごとがありました。
第一子の出産は、安静のため管理入院でした。
帝王切開を指折り数えながら、その日を迎えました。
ところが、…………。
明け方、来てはいけないはずの、陣痛が来ました。
帝王切開を予定していた為に、予定時間の午後まで待たされてしまいました。
だんだんと、陣痛の間隔が短くなり、とうとう、三分になりました。
意識も朦朧となって来ました。
―――私は、夢をみました。
ガラスの板の上にいました。
裸足だったのですが、歩くたびに、
『カーン、カーン』
と、音がしました。
さらに、ガラス板の板の下は、お花ばたけだったのです。
「うわっ――――!」
そう、思いました。
小さな頃から、不思議な体験ばかりしていましたので、
免疫がありました。
怖いとかは思わなかったです。