ほんの少しの、愛を添えて -詩集-
ふわり、ふわり
明日が怖くて
震えていたのに
思うより世界は
優しかった
踏み出すことは
とても怖いけれど
必ず何かが変わると
心から思えたよ
見えないから
不安になる
生まれるのは
涙ばかり
弱い私がいるから
強い私もいるんだよ
痛みを知るから
優しくなれる
傷を負うだけの
日々は要らない
心から満たされた
日々が欲しい
気持ちひとつから
世界は変わる
少しずつでも
そう、確実に
ふわり、ふわり
揺れている
甘い夢の中のように
優しさに抱かれて
生きていることを
支えられていることを
想われてることを
誇りに思う
.