嘘と約束~イブの前夜に
今日の隆秀は、麗那といることが嬉しいのか、いつもよりテンションが高く、会話もはずんでいた。
麗那も、束縛は愛されてるという実感。そんなふうに考え直す事にしていた。
「麗、今日は俺の家に来れるか?」
一瞬考えた。家に行くと、隆秀は麗那を求める。愛し合うという事は、未樹と同じ悩みも抱える可能性もあるという事。
思い切って麗那は聞いてみようと思った。
「あのね、隆秀…隆秀って…その~え~と…あの時に…」
「あの時って、麗を抱いてる時?」
「嫌!隆秀声大きい」
麗那は、赤くなった頬をふくらませて、怒ってみせた。
「麗!スゲー顔してるぞ。女の子がそんな顔するな~で、どうした?」
「あのね、その~避妊てどうしてるのかなって思って」
「避妊?何で急に。俺は麗を肌で感じたいから、付けてとかはしてないけど」
予感は的中した。やっぱり私にもあり得る事だった。何となく血の気が引く感じがした。
「麗、そんな事考えながら、愛されてたわけ?」
麗那も、束縛は愛されてるという実感。そんなふうに考え直す事にしていた。
「麗、今日は俺の家に来れるか?」
一瞬考えた。家に行くと、隆秀は麗那を求める。愛し合うという事は、未樹と同じ悩みも抱える可能性もあるという事。
思い切って麗那は聞いてみようと思った。
「あのね、隆秀…隆秀って…その~え~と…あの時に…」
「あの時って、麗を抱いてる時?」
「嫌!隆秀声大きい」
麗那は、赤くなった頬をふくらませて、怒ってみせた。
「麗!スゲー顔してるぞ。女の子がそんな顔するな~で、どうした?」
「あのね、その~避妊てどうしてるのかなって思って」
「避妊?何で急に。俺は麗を肌で感じたいから、付けてとかはしてないけど」
予感は的中した。やっぱり私にもあり得る事だった。何となく血の気が引く感じがした。
「麗、そんな事考えながら、愛されてたわけ?」