嘘と約束~イブの前夜に
住宅地の少し奥に、小さな空き地が見えた。空き地には、先日麗那が送ってもらった、赤い車が止められてあった。
「何で隆秀の車がここにあるの?」
「今朝、遅刻しそうだったから、乗って来ちゃった~誰にも見られてないから、大丈夫だって。早く乗って。帰るぞ」
と、隆秀が運転席のドアを開けた時だった。
「お前達!ここで何してるんだ!ちょっとこい!」
振り向くと、見回りをしていた教師が二人立っていた。
「いや~先生…これ兄貴の車で…兄貴今来るんですけど…寒いからエンジンかけようと…」
「お前、嘘言ったってバレてるんだぞ。朝、うちの高校生が、空き地に車止めて、学校に向かったと通報があってな~残念だが、学校に戻ってもらおうか」
「お前もだ!一緒にこい!」
「麗那は関係ないですから。俺が誘っただけで、本当に…」
「いいから行け!」
隆秀は教師に腕を捕まれ、引っ張られるように連れていかれた。
「お前、大事な時期に男と何やってるのよ!どういう事したか、わかってるのか」
「何で隆秀の車がここにあるの?」
「今朝、遅刻しそうだったから、乗って来ちゃった~誰にも見られてないから、大丈夫だって。早く乗って。帰るぞ」
と、隆秀が運転席のドアを開けた時だった。
「お前達!ここで何してるんだ!ちょっとこい!」
振り向くと、見回りをしていた教師が二人立っていた。
「いや~先生…これ兄貴の車で…兄貴今来るんですけど…寒いからエンジンかけようと…」
「お前、嘘言ったってバレてるんだぞ。朝、うちの高校生が、空き地に車止めて、学校に向かったと通報があってな~残念だが、学校に戻ってもらおうか」
「お前もだ!一緒にこい!」
「麗那は関係ないですから。俺が誘っただけで、本当に…」
「いいから行け!」
隆秀は教師に腕を捕まれ、引っ張られるように連れていかれた。
「お前、大事な時期に男と何やってるのよ!どういう事したか、わかってるのか」