嘘と約束~イブの前夜に
「麗、俺免許取ったの言ったよな。麗、乗せてやりたくて、貯金とバイト代と、親父に出世払いって事で、中古だけど車買ったんだ。麗に真っ先に見せてやりたくて、今日このまま家に行くぞ」
「えっ!?車って、学校卒業するまでは、運転しちゃダメだよ」
麗那達の通う高校は、校則が厳しく、教師が下校の時には、見回りをするくらい、うるさい学校だった。まして、隆秀と麗那は、教師方からも、目をつけられてる感じで、マークされていた。
「隆秀、車乗ってるの?見つかったら、進学、まずくないの?」
「麗は心配性だな。大丈夫って。こっそり夜乗ってるくらいだからさ。今度海行こう。俺、麗と海行きたかったんだ」
さっきまで、モヤモヤしてた気持ちが、少しはれた。自分のために何かをしてくれる。けっして悪い気はしない。
「今日は、夜送ってやるから、このまま家に行くぞ」
隆秀の家は、自転車だと30分ほどの距離。隆秀は、バイクを持っていたので、家に行くと帰りはバイクか、隆秀の兄貴が車で送ってくれた。
勿論バイクも校則違反だったが、見つかった事はなかった。
隆秀の家族は、男兄弟だという事もあり、麗那をとても可愛いがってくれた。
「えっ!?車って、学校卒業するまでは、運転しちゃダメだよ」
麗那達の通う高校は、校則が厳しく、教師が下校の時には、見回りをするくらい、うるさい学校だった。まして、隆秀と麗那は、教師方からも、目をつけられてる感じで、マークされていた。
「隆秀、車乗ってるの?見つかったら、進学、まずくないの?」
「麗は心配性だな。大丈夫って。こっそり夜乗ってるくらいだからさ。今度海行こう。俺、麗と海行きたかったんだ」
さっきまで、モヤモヤしてた気持ちが、少しはれた。自分のために何かをしてくれる。けっして悪い気はしない。
「今日は、夜送ってやるから、このまま家に行くぞ」
隆秀の家は、自転車だと30分ほどの距離。隆秀は、バイクを持っていたので、家に行くと帰りはバイクか、隆秀の兄貴が車で送ってくれた。
勿論バイクも校則違反だったが、見つかった事はなかった。
隆秀の家族は、男兄弟だという事もあり、麗那をとても可愛いがってくれた。