氷雪花Ⅲ
第三章 終焉の時

繋がり

「さっきも言ったとおり、私は元人間


今は、まったく違う生き物



・・・皆は私を軽蔑するでしょう?」


「何言っているんだ!!」


ビクッ


大声で怒鳴られた


だって・・・


そうでしょう?


私と貴方たちじゃ、時間が違うのよ


実際、私が生きたのはもう100年以上


体の成長は止まっているし、私の中での成長はもうない


後は朽ちるだけ


「俺たちが、そんなに頼りないかよ!」

葵・・・


「そうだよ

僕等は皆白愛がすきなんだから!!」


悠斗・・・


「そうですよ

貴方らしくありませんよ?

貴方らしく、私たちを利用すればいいのです」


聖・・・


「・・・俺はお前が気に入った

だから、生きろ」


愁・・・


もう、戻れないって分かってたのね


侮れないな



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