氷雪花Ⅲ
冷王・・・


マリオネット・・・



・・・二人には私の考えは分かっていたのね



でも、それだけ私を見ている、気にかけてくれる


それはとっても嬉しい


「まったくぅ、俺らはそんなに信用できない?」


「俺らは雪華のために生きているのに・・・」




それは玲さまの命令で・・・


「あっもしかしてマスターのお願いで俺らが雪華についていると思っていたの?」



違うの?


「違う

俺らは自分の意思でここにいるんだ」



「俺らはね、雪華に魅せられたんだ」



『その銀の髪も銀の瞳もその華奢な体で抱え込もうとする姿


仕事のときの冷徹な顔


残酷なまでに美しく、身の毛がよだつほどに綺麗だった



全ての雪華に魅せられ惹きつけられた』



「っだからどうしたのよ!

私はもう誰も失いたくない」



「・・・じゃあ、約束する」

「雪華が死ぬまで俺らは絶対に死なない」





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