氷雪花Ⅲ
葵は疑問に持ちながら私の傍に近寄ってきた


・・・どうすればいいのか、分からないが本能に私は従うだけでいいのだろう?



私は首筋に顔を近づけた


「・・・!本当に何をするつもりだよ!」

「・・・黙れ」


そして私は勢いよく牙を入れた


「っ・・・う・・・あ・・・白・・・愛・・?」



どうやら思い出したらしいな


それにしても甘い・・・


記憶が無いものはこんなにも血が甘いのか?

「・・・白愛!!」


私が首筋から顔を話すと、葵が泣いていた



「・・・思い出したんだな?」


「あぁ・・・次は悠斗だな」


そういって、葵は部屋から出て行った


次に悠斗・・・


「白愛・・・!」


また・・泣く

次は愁・・・


「白愛・・・ごめん」


また・・・


次は聖・・・


「白愛・・・ありがとう

そして・・・ごめんね・・・?」



まただ・・・・!


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